羅生門のやまびこのレビュー・感想・評価

この世は地獄か？否。人生捨てたもんじゃない。善人だっている。国語で習う羅生門とはやや内容が異なるが、人間の業を見事に描いた作品としては共通している。ラストは意外にも明るいエンドだった。

３人全員の証言が違うのが、人間のエゴを感じさせた。自分がよければいい。3番目に証言した人も、傍から見ていながら自分は関わりたくないと責任逃れの態度。

京マチ子演じる真砂が気狂いすぎて頭おかしい。何をさせたいの。叫びっぱなしのシーンは迫真の演技だったが耳に響いてうるさかった。