ユウスケ

羅生門のユウスケのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.9
自分の中で「邦画の名作を見直そうキャンペーン」開催中のため鑑賞。

人は平気で嘘をつく。
人を傷つけるための嘘。誰かを助けるための嘘。自分を正当化するための嘘。悪意のある嘘。善意の嘘。

故意であろうとなかろうと無意識についた嘘は、自分の中でそれが真実になる。
おそらく真実なんてものは世の中に必要でないのかも。

劇中で多くを語らず、説明過多な昨今の映画とは一線を画す見ているものに思慮を委ねる作品。