映画というよりドキュメンタリーで山場はほぼなくただ緩慢とした時間が流れてくだけで、途中から飽きやすい。2回目以降は海外特有のジョークや皮肉などが読み取れるようになったので本当に理解するためには数回の視聴が必須の作品。
本当にエミリのファンなら途中の要所要所に詩を挟んできたり、彼女の実の生家での撮影だったりで大いに楽しめそう。
キリスト教の倫理観というのも私がいまいち理解できないのもあって難儀したけど、この時代 他と違うとしても自分を信じて貫けた、生きにくい、だけど静かな情熱に燃える女性詩人の強さがシンシア・ニクソンの圧巻の演技力で伝わる映画。