静かなる情熱 エミリ・ディキンスンの作品情報・感想・評価

「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」に投稿された感想・評価

のり

のりの感想・評価

3.8
エミリー・ディキンスン
アメリカの詩人、1830年ー1886年
生前は無名、没後1800篇に及ぶ詩が発見される。19世紀世界文学史上の天才詩人といわれる
全く知らなかった👀
セックス・アンド・ザ・シティのミランダが演じる、地味で厳格な感じがピッタリ。

家族との会話、友人との会話、男性との会話、言葉のやりとりが辛辣でありながら、さらりとかわし、ユーモアに変えてしまう。さすが、詩人、でも当時の会話まではわかるはずはなく、脚本を手がけた監督の、彼女への強い思い入れが、伝わるようです。

彼女に限らず、詩はよくわからない、でも時々胸に刺さる詩人の言葉に、圧倒されることがある。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

3.0
岩波ホールで見た。詩人の伝記映画で、退屈だが、出来は悪くない。
しほ

しほの感想・評価

3.6
20181111この詩人を知らなかった。
それに、ミランダ!?ってびっくりした。主演がシンシア・ニクソンやったー
sako

sakoの感想・評価

3.6
外面と内面が同じ彼女
彼女には生きにくい世界なのだろう
詩は自由だから彼女はそこでなんとか生きていたのだと思う。

皿を割るシーンがとてつもなく好きだ。

エミリ・ディキンスンの伝記映画
後半は階段のシーンが結構出てくるんだけど、『遠い声〜』とは違って階段自体があんまり上手に機能してないと思った。
映画の中での詩の表れ方は好きだった。
テレンス・デイヴィスの映画にはありがちだけど、映像とか構図とかは美しいのに見ていると段々退屈な気持ちになってしまうのは何故なのか?
映画というよりドキュメンタリーで山場はほぼなくただ緩慢とした時間が流れてくだけで、途中から飽きやすい。2回目以降は海外特有のジョークや皮肉などが読み取れるようになったので本当に理解するためには数回の視聴が必須の作品。

本当にエミリのファンなら途中の要所要所に詩を挟んできたり、彼女の実の生家での撮影だったりで大いに楽しめそう。

キリスト教の倫理観というのも私がいまいち理解できないのもあって難儀したけど、この時代 他と違うとしても自分を信じて貫けた、生きにくい、だけど静かな情熱に燃える女性詩人の強さがシンシア・ニクソンの圧巻の演技力で伝わる映画。
 19世紀のアメリカは、まだまだ英国文化が色濃く残っており、話す言葉もアメリカンスラングではなく、クイーンズイングリッシュに近かったと考えられる。言葉は思想や情緒、風俗に大きな影響を及ぼす。従って当時のアメリカ人の価値観は英国式の古臭い道徳の範疇から逸脱することはなかっただろう。
 本作品は、そんな窮屈な倫理観に凝り固まった社会にあって、断固として精神の自由を貫こうとした孤高の詩人の物語である。キリスト教の価値観から1ミリも抜け出すことのない周囲の人間たちとは、当然いさかいを起こすことになる。

 金持ちの家に生まれたから働かないで一生詩を書いて暮らせたのか、それとも当時は女性が働くことはなかったのか、そのあたりは不明だが、経済的環境は恵まれていたようだ。しかし金持ちは現状の社会体制が継続するのを望むはずで、同時代の価値観を疑わない傾向にある。にもかかわらずエミリが時にはキリスト教の価値観さえも相対化してしまう自由な精神を維持しえたのは、おそらく幼いころに獲得したであろう自信と勇気の賜物である。
 映画の冒頭から、シスターによって同調圧力に従うかどうかを試されるシーンがある。あたかも踏み絵のようだ。エミリは自分の真実の声に従って対応する。この行動のシーンにより、観客は主人公が若いころから勇気ある女性であったことがわかる。そしてその勇気が、詩人を一生支え続けることになる。

 イギリスの詩人、W.H.オーデンは「小説家」という詩の中で、詩人について、次のように書いている。
『彼等は雷電のようにわれらを驚愕し、または夭折し、または長い孤独に生きのびる。(深瀬基寛 訳)』

 若いころに女学校のシスターを驚愕せしめたエミリ・ディキンスンもまた、長い孤独に生きのびた詩人であった。
イワシ

イワシの感想・評価

4.0
細部豊かなショットが持続する気持ちよさ。蝋燭、ランプ、暖炉の灯りに照らされた室内をゆるやかに360度パンするシーンが素晴らしく、字幕が邪魔だと思うくらい。激しく辛辣な口調で欺瞞を攻撃するシンシア・ニクソンのセリフは反応の早さもあいまって、アクションを見ているかのよう。
ひろ氏

ひろ氏の感想・評価

1.2

このレビューはネタバレを含みます

‪▼概要‬
‪19世紀のマサチューセッツ州。‬
‪エミリ・ディキンソンの伝記を描いた作品。‬

‪▼物語構造‬
‪伝記

‪▼感想‬
‪・技術‬
特に感じられない。

‪・引用‬
確認していない。

‪・感想‬
急性の福音主義症とは上手い表現だった。

脚本の観点から観ると、かなりの我慢を強いられることになる。
冒頭15分で鑑賞終了。残りの尺は早送りしながら流し見した程度。

エミリ・ディキンソンの伝記のうち。どのエピソードを描きたかったのかが不透明だった。
役者のバストアップのカットばかりのために、“物語”がほとんど頭に入ってこない。映画としてもドキュメンタリーとしても“物語れていない”。制作側は楽だろうが、演じる役者側は相当な苦労を要したことが窺える。設計思想のない脚本ほど、何も生み出さない設計図は存在しないからだ。

特に南北戦争のくだりでは『プライベート・ライアン(1999)』のオマージュが差し込まれていたのには、さすがに閉口せざるをえない。
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