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オン・ザ・ミルキー・ロードのtrswのレビュー・感想・評価

3.1
クストリッツァの映画を1ヶ月くらいで4本も見る狂人は僕くらいなので他の人には当てはまらないとは思いつつレビューします
はっきり言っちゃうと食傷気味であることに気づいてしまった... もしこれが1発目とか、久々だったりしたら全然楽しめたと思います


この人は良くも悪くも手癖で描く人なんだろうね、、、過去見た3本の作品と同じモチーフを繰り返し使う それは悪いことではない でも、表現のエキセントリックさが強みの監督なので、驚きが減ると結構辛い

今までの作品と比べるとゴアな表現を使ったりとか差異はある一方で、必ずしも目指しているであろうシリアスさには繋がってない感じ 面白いと思ってやってたとしたらちょっとサイコだな....
ドローンを使った動きのある空撮とかCGの多用とか、作ってる側は楽しそう
今まで見た3作品が余りに偉大すぎて、このくらいでは満足できないというのもあるかも

ある監督に魅了されたとき、その人の作品を徹底的に見るという行為について考えさせられてしまった 作家のシグネチャーや作品ごとの関係や違いが見えやすいというのは利点なんだけど、新しいものを体験する楽しみを追求するのであればまた話は違ってくる
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