Rui

オン・ザ・ミルキー・ロードのRuiのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

最初の20分は良かった。ウェス・アンダーソンの世界観にはっきりとした現実感を持たせたような雰囲気。壊れた時計が印象的。そこまでは「おっ、これは好みだぞ」と期待していたのだが、どうもこれはそんな作風にする気はなかったらしい。
いきなり始まるオジサンと人妻による愛の逃避行。戦地なので弾丸をくぐり抜けてだか何だったかは覚えていないが、そんな感じで行くとこまで行ったのだろう。ちょっと前に観たので、記憶曖昧。そんなもんだから特に言えることはない…。もう一回ちゃんと観たら印象変わるかな…

レビューを読んでふむふむと思ったのを記しておくが、どうやら壊れた時計は過去に囚われた二人を象徴するものだったらしい。素直に時間の流れに沿って生きられない彼らだったが、戦争で時計が破壊されると同時に、ようやく前へ進めると。こんな所は洒落ている。
Rui

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