オン・ザ・ミルキー・ロードのネタバレレビュー・内容・結末

「オン・ザ・ミルキー・ロード」に投稿されたネタバレ・内容・結末

同監督作品「黒猫、白猫」を観た流れで、こちらも鑑賞。
エミール監督作品は命の儚さや尊さに対するメッセージ性を非常に感じられ、
可愛らしさと死を常に隣り合わせに置くイメージでありましたが、
本作は非常に辛く悲しい逃避行の物語。

とにかく羊が可哀想。
観てられないぐらい可哀想。

「人間も動物も、全ては一つの命であり
死ぬも生きるも運任せ」

これこそ本作のメッセージである。
一年ぐらいしたらまた観たい。。。
“運命は幸せな物語も用意してくれるさ”

“言わない方が・・・
真実で苦労してきた 
いいことなかった”

地雷区域に瓦礫をひたすら敷き詰める。
こういう切実な思いと地味な作業無くして
戦争の終結などあり得ない。
瓦礫一つに彼女への想いが溢れて淋しくてたまらない。

はやぶさの美しい顔♡
ニワトリの鏡とにらめっこ♡

よくあんなイキイキとした動物の表情を切り撮れなといつも感心する✧

そして我々人間のムゴさを感じずにはいられない。
焼け爛れた遺骸の眼孔からガラスの義眼がこぼれ落ち、燃え盛る花嫁の哀れな姿に悲嘆する者はただの一人もいない。日々戦闘と隣り合わせでありつつも保たれ続けていた牧歌的な風景のイメージは、たった三人のソルジャーの手によって、意外なほど小気味好いアクション演出とともに、動物もろとも粉々に粉砕される。雷の夜に物理法則を無視して天へ舞い上がったモニカ・ベルッチは、羊たちが虐殺される地雷源で爆風に巻き上げられ、文字通り宙に霧散してみせる。
巨匠とよばれてる“らしい”

行定勲監督の遠くの空に消えたと作りたいもの方向性が似てるのかな?って思った。
ノアを彷彿とさせる主人公と結婚式を迫る家族の狂気。
愛する人のいる場所が、乳の河の流れる地。約束の地。理想郷。

どちらが狂っているだろう?
時計は人を殺しもできる。
傘を差してロバに乗る姿はエルトポのオマ-ジュ?
どちらも狂っているのだろう。
殺戮の炎は神の炎のように描かれ、シシュポスは不条理こそが世の常と、誓いのように身を捧ぐ。
生き物大活躍の映画でしたね。そしてモニカベルッチ!相変わらずお美しいですね。若い女の子にも勝ってしまう色っぽい彼女を見ているだけでたまらんです。傘を差しながら肩にハヤブサ乗せてロバに乗る主人公、は監督ご本人だったのですね。中盤から逃避行になるのですがハラハラ。でもいつも動物たちが助けてくれます。白い蝶、良かったな…。なんだか自分には珍しい映画を見ました。映画を見た!って気持ちにさせていただきました。音楽も良かったです。
黒猫白猫からきたけど、この監督、いつもこんなに ぶっ放ってんのか?人は死ぬし(これは舞台が戦時中だから仕方ないけど)動物も死ぬし 相変わらずハラハラするけどセンスは好きだ...

鏡の前でジャンプし続ける鶏/セクシーなトランプゲーム/時計に噛まれて大腫れ/ヘアドライヤーで乾かすビールジョッキ/ミルクを飲む蛇(露天風呂入ってるみたいだった)/虹色の結婚式鳥
ハヤブサかわいい。

辛い過去を背負った主人公が、美しい愛する人と出会い、追われ、動物たちに助けられつつ逃げつつ、さらなる愛を知る…。みたいなストーリーで、素敵なファンタジーだった。

なんとなくホドロフスキーのエルトポを思い出した。
舞台はヨーロッパの架空国家。隣国と戦争中の国境沿いで、主人公は戦地にミルクを宅配する仕事を担っていた。ある日、戦地に出ている村の英雄の花嫁として謎の美女がやって来る。主人公はひと目で恋に落ちてしまい…という話。

鬼才として知られる監督の作品だが、この監督の作品は初見。どんな監督だろう?と思っていたら本作の主演の人がその監督だった。

戦争の話なのにどこかシュールでユーモアに溢れている作品。大きな時計に不具合が起きるシーンや音楽や踊りの場面は楽しげで、主人公がロバで戦場を駆け抜けるシーンもコミカルである。そして、何と言ってもほとんどCGを使わずに撮ったという多彩な動物を使った演出はバリエーション豊かで細やかな表現が満載で、これだけでも充分観る価値のある映画だった。花嫁役の女優さんは007のスペクターにも出ていた人だと分かったが、他の役者さんは全然知らない人たちだった。休戦後の中盤からは打って変わって重苦しい雰囲気に。たくさん人が犠牲になるし、逃避行の場面は危機感が半端なかった。そして、衝撃の結末には唖然としてしまった。
羊とか、ホントに死んでないよね…?
動物がたくさん出てくるけど、豚がイヤイヤ連れていかれて殺されるシーン(姿は見えないけど、血飛沫があがる)とか、地雷で羊が吹き飛ぶシーンとかあるので人を選ぶかも。

動物、歯車、ダンスシーンなど予告やフライヤーの雰囲気に惹かれて見ると思った以上にグロい&シビアなので注意。
>|