ホソカワ

オン・ザ・ミルキー・ロードのホソカワのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

見た アンダーグラウンドのミキがえぐ老けてたけど現役だった アンダーグラウンドと違うのは誰がどこの敵なのかがより明示されるところで、それが主人公と恋人の関係の構造に明確に持ち込まれてるところ アンダーグラウンドでは気をつけないとわからず、フォーカスはされない相手が、場所や地位によって名指される クストリッツァは自分は才能で撮る人間ではないと言っていると聞いたけど、そう言われると普段自分が好み、持ち上げてしまう人々に比べると派手さはなく、伝えたいことに忠実で素朴な表現が一貫しているように感じられる クストリッツァ本人の演技もそれに似ている気がする 音楽がとてもいい 息子が作ったと聞いた ツィンバロンという知らない楽器が出てきたが、それがとても印象に残る 以前見たものと同じ理想が、大団円のユートピアではなく生き続けること、こじつければ作り続けることに託されているのが興味深かった
ホソカワ

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