おいも

ライズ・オブ・ザ・レジェンド 炎虎乱舞のおいものネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

実在の人物、黄飛鴻がモデルであるものの、キャラクターの魂をもとに全くのフィクションに新しく作り直されていて、演じるエディ・ポンの若く溌剌とした熱量と相まってこれはこれでアリだなと私は割とスッと入ってきた。
黄飛鴻、映画、となるとどうしてもジェットリーのあのシリーズを思ってしまうが、演じる俳優さんの色が出て全く別物だった!サモハンやマックスチャンなど出演者も実力者揃いでアクションは間違いなしですし、素晴らしかったです。
そしてラストを見届けた後、エンドロールで実際の資料や写真、市井の人々が映されびっくり。まさに映画で、人々が大切な者のために戦っていたのを観たばかり。この映画は現実とリンクしてると思った。
主題歌、五月天の「将軍令」
『蒼空盼飛鴻
蒼生等英雄
我們顛沛千年依然還在等候
失去了土地
失去了天空
自問 不能失去什麼 』
黄飛鴻の名前と飛んでいく鴻をなぞらえて、
英雄を讃えながらも、作中との合わせ技で、英雄を待っているだけでいいのか?(映画ではフェイがいてくれたけど今はいないだろう?)
無くしちゃいけないものはなんだ?
と今の世に生きる人に問うている。エンドロールと主題歌全部が観る側に訴えてくる衝撃!!ただのアクション映画ではない。
エディポンさん、プレッシャーは大きかっただろうに主演を務めてくださりありがとう。
おいも

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