おいも

DOGMAN ドッグマンのおいものネタバレレビュー・内容・結末

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

私には刺さりまくった。羨ましいと思った。ダグラスが部屋で犬たちに囲まれメイクを落とし、体を清めて眠りにつくシーン、なんで自由だと思った。彼は人生を経て、今ようやくゆったりと眠りにつけるに至ったのだと。最初のステージで私は泣いてしまった。ダグラスよかったねと。あの穏やかな日が続けばよかったけどそうは行かないのが人生なのだ。

刺さりすぎて気軽に見返せないけど、忘れられない作品。子供の頃親が厳しかった人、夢が叶わなかった人、犬と暮らした経験のある人は観たら何かが刺さると思う。刺さったからって解決はしない。けど、フィクションだけど、こういう人がいたら?と何かが変わる。こういうことを描いてくれた人がいる、演じてくれた人がいる、犬は世界中で共通という事実がなにかをくれる。
そうだ、犬が唯一、ダグラスと私を繋いでくれる。
そんなふうに思いました。
おいも

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