けい

阿修羅少女(アシュラガール) BLOOD-C 異聞のけいのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これは演劇か?お遊技会か?

更衣小夜というキャラ、舞台設定、プロットはとても魅力的なのに、動きのない単調で退屈な画角をはじめ、映像、演技、演出が全く追いついていないので全体的にチープに感じてしまう。肝心のアクションシーンもイマイチ盛り上がらず…あの〜刀が刺さってないのが丸わかりな撮り方は冷めるから本当にやめてほしい(笑)

鬼になった姉を守る!…って弟くんが指を姉に食べさせるのだが、いやいや体の一部を食べさせ続けていたら、いつか全身なくなっちゃうよー?などツッコミどころ満載。

セリフのような言い回しも些かノイズに感じてしまうのも残念。古田新太、水野美紀、坂井真紀らが出演しているのにどうしてこうなった…。ラストカットの倒されたはずの蘭が炎の中で立ち上がる姿はめちゃカッコいい。

終盤に謎の組織が火事に見せかけて真実を隠すために村を焼き払うシーンは、実際にこんな歴史があったのかも、と思うだけで恐ろしくはなった。

どうやら「小夜という名前の少女が日本刀で怪物を倒していく」設定を共有した「BLOODシリーズ」のメディアミックス作品のひとつらしいので、アニメや他の映画も気になるところ。

結論、制服姿の女子高生が刀を振り回す姿からは目が離せない。
けい

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