板倉裕聖

SING/シング:ネクストステージの板倉裕聖のレビュー・感想・評価

4.6
吹き替えで鑑賞。
アニメーションと音楽の暴力。イルミネーションの作品を観るのは「ペット2」以来だったけどここまで進化してるとは。CGアニメーションであそこまでのクオリティを出されるといよいよ日本のアニメーションが世界に通用しなくなる時が近いかもとまで考えてしまう。特にラストのライブは圧巻だった。キャラクターのアクション、カメラワークなど、圧倒的な力で魅せられた感じだった。

日本語吹き替え声優がとんでもなく豪華。まず全編吹き替え制作の許可が降りたのは世界で唯一日本だけ。つまり日本でしか観られないシングが観られるということ。前作に引き続きMISIA、長澤まさみ、大橋卓弥(スキマスイッチ)、坂本真綾、斎藤司(トレンディエンジェル)などというこれだけで圧巻のパフォーマンスを観られるのだが、今回はこれに加え、アイナ・ジ・エンド、そしてなんとしてもあのB'zの稲葉浩志の初声優が観られる。ラストのライブで熱量と期待が上がりきった大トリで稲葉様は最高の歌声を聴かせてくれた。映画館でしか味わえない最高のライブを魅せられた。その他にも劇中流れる音楽が有名な洋楽ばかりでずっとノリノリで鑑賞できて楽しかった。英語版も非常に豪華な声優陣だからまた字幕版も観に行きたい。

ストーリーとしては特に捻りのないよくある成長物語の様なものだが、それを補って余りあるアニメーションと音楽の出来だった。前作を観てなくても全然楽しめるけど、前作観てた方がキャラクターのバックボーンを知れて感情移入しやすいかも。これぞ劇場でしか味わえない最高のエンターテイメント。
板倉裕聖

板倉裕聖