せっ

SING/シング:ネクストステージのせっのレビュー・感想・評価

4.4

ニュー・ムーン・シアターは連日満席と有名になった中、ムーンの最大の夢ショーの中心地でミュージカルをやる話。

前作の数倍も良かった!ミュージカルが強行開催なのは前作と同じだけど、前作は途中詐欺師がノリで出演したり犯罪者が脱走してくるなど最後らへんしっちゃかめっちゃかだったのに比べてだいぶまとまった話になってた気がする。

今作も意味不明な行動をする有害な男らしさをひけらかすヤツが約2名いるものの、それはキャラ達が乗り越えなければいけない恐怖・挫折って本人からしたらこんなに怖いものなんだっていう比喩になってるようで良かった。ひたすらに力を誇示するオオカミ(クリスタル)に対して百獣の王であるライオン(キャロウェイ)の態度がやさダンディオジで良い。

音楽面は、洋楽をよく知らない人でも絶対1回は聞いたことある曲が劇中多用されててチョー楽しい。個人的に"bad guy"とBTSの"not today"の使い方めっちゃ好き。

そして吹き替えに関して前作演技は問題ないものの歌うと上手すぎてキャラじゃなく本人に聞こえた歌も、今作は比較的ちゃんとキャラだった。特に稲葉さん絶対B’zになっちゃうよと思ってたけど1番本人っぽくなくて良かった。

稲葉さんキャスティングについては、あの稲葉さんに声優をオファーした『シング』吹き替えのスタッフさん達も、おそらくこの劇中のバスター達と同じような「受けてくれるかな、、?」みたいなのがあったはずで、それだけでも大正解だったかなと思う。

あとはアイナちゃんはモロアイナ・ジ・エンドだったけど、あの舌っ足らず感がすごい合ってたし「コアラ・ジ・エンド」聞けただけで吹替えにして良かった(笑)ジェシーも全然どれがジェシーか分からなかったから良かったよ。
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