しゅん

サスペリアのしゅんのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
2.5
前半のめまぐるしいカット割りの奇妙さはダンスシーンにおける肉体の変形に繋がってるのか?ある種のチープネスの美学には爽やかさを感じるし、ナチスと極左(ドイツ赤軍)とカルトに同一の病理を見出す流れはわかるとして、しかしながら最後に「母」で解決させること自体が一つの病では?と反抗したくなる。ただ、スージーの母の扱いをどう考えればいいか悩むところではある。母の農家を撮るところがやたらロングショットなのも不思議だし。あとは大雨と傘を差さない登場人物が反復されるところも気になります。

『アンダーザシルバレイク』『レヘディタリー』『来る』と、秘密結社と儀式、加えて神の視点からのキャメラが共時的に現れることをどう捉えたらいいか考えてる。エヴァ的、人類補完計画的なものへの願望が強まってる感があるよな。
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