このレビューはネタバレを含みます
"絶対に1人で見てください。"
っていうキャッチコピーの方が絶対にいい！
この手の地獄絵図を描く場合得体の知れない異世界へ連れて行かれて置き去りにされる感覚が好きなのだが 今作は社会的背景のあるドラマ性、メッセージ性がノイズになりあまり余韻には浸れない勿体ない仕上がりだった。
作品というか…あのシーンが台無し。
ヘレディタリーやブラックスワンの素晴らしさは興奮冷めやらぬ絶頂の幕引きでその余韻を自宅まで引っ張る所で、それ級の絵力がありながら好きになれないのはやはり要素の多さと無駄なエピローグのせいかもしれない。
そもそもエピローグがつく映画が好きではないので(せっかく最高ボルテージまで持って行ったのに落ち着かせるどころかテンション下げさせて、じゃあご帰宅くださいませって、何がしたいんだ！)前作に続いて監督と自分の相性の悪さが決定着く作品になってしまった。
あと誰目線で見たらいいのかも分からず映画の中に入り込むことが出来なかったのも残念。
でも2章の血祭りダンスと6章のお祭り騒ぎは単純に最高だったので劇場で観た価値は大いにあり。
あ、あとこの日本版ポスターはむちゃんこ好き。
