さす池

サスペリアのさす池のレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
3.5
官能、愛、救いを搦めとる恐怖感。
原作版は記憶の彼方に飛んでますが、リメイク版の本作を観て抱く印象は原作を見た時のそれとはだいぶ異なっている。双方に共通するのはおぞましさと美しさの同居。
これがルカ・グァダニーノ監督の武器なのかな?と思うほどの洗練された官能のシーンと、いつまでも余韻を残すような美意識の高いカメラワークが印象的。『民族』のダンスシーン、音楽ないのに迫力凄すぎてもうホラー真っ只中だったw

ラストシーンは個人的にはバッド・・・というか、記憶毎愛も消されちゃうって、救いと言えるのかな と云う。複雑な思いで締めくくってしまった。
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