このレビューはネタバレを含みます
展開はほぼ想像通りだった。
ドラマ百夜行のりょうじの緩い版とゆーかコンパクトバージョンとゆーか。
とわこが殺してて、じんじが最後死ぬんだろーなって。
ほぼ思った通りに進み。。
エンドロールに入る瞬間の暗転した時の、とわこの一言がなかったらわかりやすい作りやすい話。
「じんじ。たった一人の私の恋人」
このセリフを言わせたいためだけに作られた作品だと思った。
いいセリフだった。
セリフといえば、「あーと言ってみて」ってそればっかかよ。。
って思って見てたけど、アホな男を表現するにはいいセリフだったかも。
好きな題材、好きな展開だからこそ、胸をキュンとさせられたり締め付けられそうになったりってゆうのがなくて。
私の心が動かなかったので、ちょっと残念
ここまで書いて、他のレビュー読んだらほとんどの人がじんじの深い愛って書いてあって。。
いや、私は違うと思った。
ここに出てくる人はみんな自分が1番で他人が傷つくことなんて、本当はどうでもいい。
りんちゃん?名前わかんないけどあの人だって旦那さんが帰って来ないことを食事中じんじに話した後、じんじを傷つけること言って仕返ししてるし。
自分のことばかりの、誰かを思いやる人は1人としていなかった。
【あなたはこれを愛と呼べるか】
じんじは男性特有の保護欲求が強い人。
誰かを守ることで自己肯定感が満たされてる人。
とわこを見守る自分が好きな人。
だからこそ、見えるところに置いておきたい人。
これは愛じゃないと思う。
でも、最後にとわこが「たった一人の私の恋人」って言ったのは最後のじんじの言葉や行動があったから。
それまでのとわこはじんじに愛されてるとは思ってなかったと思う。
私を利用したいだけでしょって思ってのあの目線なんだと思う。
種なしのじんじが自分を産んでって飛び降りるのは、色んな言葉の裏を探して見つけて、自分の中で立証し続けたとわこにとって、初めての愛情だった。
だから、たった一人の私の恋人。
じんじは深い愛をもったいい人じゃない。
普通のそこら辺に溢れる普通の愛情をくれた人。
と、ダラダラ書いてしまったとゆーことはいい映画を観たとゆーことかな(笑)