ほのか

彼女がその名を知らない鳥たちのほのかのレビュー・感想・評価

3.9
この映画すきかもしれない…が、
すきだった〜!!!ってなるのって、
やっぱり気持ちいい感覚だな…。
オチにめちゃくちゃ胸がすいた。
ひとつの答えとして、美しさすら感じた。

いちばん近いのは「愛」とか「尽くす」なんやろうけど、それじゃあ生温いなあ。
でもそれ以上の表現が思いつかない。
「生きてるだけで、愛」の菅田将暉にちょびっとかぶる。
なんでそこまでできるんだろう。
いいように使われてるだけにしかみえないのに、
鬱憤の捌け口にされてるだけにしかみえないのに、
どうしてそれを受け入れられるのだろう。
あっ そうか、「依存」が近いのか。
女の方が生活をするために依存してるようにみえて、
男の方が頼られることに依存してるのか。
あんなめちゃくちゃな彼女すらも受け入れてる自分にも依存してるのかな。
でも彼がそこまで彼女にしてしまうほどの彼女の魅力は、わからず。というかわかる必要がないな、と思った。そんなの彼だけがわかってればいいし見てる側にも誰にもいう必要なんかないなって思った。

とにかく、どちらもとりあえずご飯買ってきたよ!食べよ!ってなってたのはちょっと面白い。
にほんじん、たいせつなひとのごはんの心配をいちばんにしがち。



結構な明るめの夕方にやっちゃって、そのあと夜まで道路に放置しててだれにも見つからんのって………って思ったけど……わざわざいうのは無粋ですか。そうですか。


あとセックスシーンいれとけいれとけ〜!みたいな頻度であるのはちょっと………やればやるほど気が削がれる。
松坂桃李と竹野内豊、綺麗な外側にドロっとした内側がお似合いでした。