Uske

いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)のUskeのレビュー・感想・評価

3.7
向井理の祖母の手記に基づく物語。
祖父役を向井理が、祖母役を尾野真千子が演じている。何も有名でない人の半生が映画化されていることに興味を持ち鑑賞した。

戦後の貧しい時代を生き抜いた祖父母。ただし、祖父は何をやっても運悪く挫折する。決して本人がダメな奴だったわけではないのだが。

そしてそんな祖父を明るく支え続けた祖母と三人の子供たち。時代的なものなのか家族の気持ちが一つになっていた。今見ると新鮮だった。
それでも不運は容赦なく一家に襲いかかる。実話なんだろうけど、なかなかのキツさだと思う。

現代においても、不遇の時を過ごす人にとっては十分気持ちは伝わってくる。

途中、テレビ局の開局◯十周年記念番組的な雰囲気に負けそうになったが、少しずつジワジワとはまっていった。

エンディングの高畑充希の歌も良かった。
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