このレビューはネタバレを含みます
正直なところ、堺雅人出てるし観ようかな〜程度の期待値だったのですが
予想以上に良かったです。
何より一色夫婦が可愛い。
後々の亜紀子との別れや再会のシーンで観ている人達により感情移入させる為に、
2人の日常を時間をかけて描いていたのがよく分かりました。
結婚したから家族になれるんじゃなくて、
2人が寄り添い支え合って生きていく中で本物の家族になっていくんだなぁ、と…。
当たり前かもですが。笑
ただ、夫婦だからって人の趣味にまでとやかく言うのはちょっと…。笑
予告で「亜紀子を取り戻しに黄泉の国に行く」と散々言ってるのに、展開は分かってるのに
亜紀子と正和の別れのシーンでは思わずウルっときてしまいました。
それだけ前半の日常の魅せ方が上手い。落差が凄い。
というか、最早登場人物全員可愛い。
結構ぶっ飛んだ設定なのに、本当にこういう世界が鎌倉にあるんじゃないかなと思えるほど役者さんの演技が素晴らしい。
中村玉緒さん好きなのでキンさん推しです。もっとキンさん見たかった〜。笑
音楽も千と千尋みたいで
得体の知れない世界へのワクワク感があって好きです。
亜紀子と正和の喧嘩のシーンで、
正和が「僕にだって話したくない事もあるんだ！いいから放っといてくれ！」と言ったのは何も間違ってないと思うんですが…
何故その後泣いたもん勝ちみたいに…？
あれはちょっと亜紀子が先に謝るべきだったかな〜…。
まぁ、個人的にそのシーンが気になっただけなのでそれは置いといて…。笑
伏線の回収もお見事で、EDの最後の最後まで楽しめます。
途中退席は勿体ないです。
私は家柄から、前世なんかは信じないタイプですが
やっぱり時空を超えて結ばれた絆って、凄くロマンチックで良いな〜と思いました。
うちに貧乏神が現れたら優しくしようとも思います！笑笑
