雪村葉子さんの手記『私は絶対許さない 15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由』をもとにした作品。
監督は精神科医であり映画監督の和田秀樹監督。
性的暴行シーンを性被害者目線で撮影。観客もその場にいるような錯覚に。怒りと悲しみでいっぱい。
試写会にはトークイベントもあり、監督と原作者の雪村葉子さんも登壇していた。
レイプシーンの撮影にも参加していたそうで、こわかったことだろう…。
犯人の名前を実名にしていると言っていた。雪村さんの精一杯の復讐。
犯人たちのために自分の手を汚すことはしないと言っていた。
雪村さんは加害者への復讐心だけを胸に抱いて生きてきたと言う。
辛かっただろうな、これからはたくさん笑って幸せになってほしい。
映画を観てそう感じた。
幸せになってほしい。
今、雪村さんはどんなことを幸せと感じてどんなことを幸せと感じるようにしているのかを聞いてみたい。
性暴行がどれだけ不快なもので、受けた者がどれほどの痛みを受けるのかを、知るために、多くの人が観るべき映画。