Jumblesoul

処刑の部屋のJumblesoulのレビュー・感想・評価

処刑の部屋(1956年製作の映画)
1.5
市川崑監督、和田夏十の脚本の名コンビによる作品なのに今イチつまらないのは、石原慎太郎の原作がヘボだからか。
60年代のチンピラみたいな大学生達の、無軌道というよりはアホな生活を描いただけの話。主人公が銀行員の息子という中流以上の家庭育ちなので、まるで同感も感情移入もできない。
一番石原慎太郎らしいのが、若尾文子のお嬢様がレイプされた初対面同然の主人公を好きになるエピソードで、そんな事あるわけないだろ(笑)
主役の川口隊長は映画デビューした年で、まだ子供っぽい顔が初々しい。芝居は上手いけど、アホ話をやらされて少し可哀相。
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