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羊と鋼の森のEPATAYのレビュー・感想・評価

羊と鋼の森(2018年製作の映画)
3.8
原作既読。

原作の雰囲気を損なわず映像で示してみせた良い映画だと思います。

静寂の中で響くピアノの音がすごく心地いい。
登場人物たちも多くを語らないけれど静かだからこそ伝わってくる感情がある。

そこに久石譲の楽曲と辻井伸行のピアノが組み合わさることで、ピアノのことなんて全くわからない僕でもその心地よさがわかってしまう。

ただ原作を丁寧に描こうとしすぎたせいで、ひとつひとつのエピソードが薄くなってしまった感じはしました。それにプラス、余白の多い静かな場面が続くから退屈に感じる人もいるんだと思います。

あとやっぱり山崎賢人はキラキラした役よりもこういう役のほうが似合うし上手いなと思います。
主人公よりもバイプレイヤーの方が輝くと思うんだけどなー。今作は主人公だけど。
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