このレビューはネタバレを含みます
やはり一番に目を引いたのは豪華なキャスト陣ですね。富田多満子を演じた新垣結衣や萩原久を演じた瑛太をはじめ、広末涼子や遠藤憲一、蒼井優に永野芽郁などといった顔ぶれには胸アツでしたし、水谷隼や石川佳純、伊藤美誠といった卓球選手も出演しているので、キャストだけでも観る価値は十分にあるのではないでしょうか。
そして、物語も単純ながら登場人物らそれぞれにちょっとしたドラマが描かれているので見応えはありますし、笑いあり涙ありの、気軽に楽しめる最高の娯楽作品といったところかと。あと、全体を通して一番印象的だったのは、楊を演じた蒼井優の安定した演技力と抜群の存在感ですね。楊というキャラクターとの相性はとても良かったと思いますし、吉田鋼太郎が演じる山下誠一郎や生瀬勝久が演じるジェーン・エスメラルダといった濃いキャラクターにも全然負けていない。演技力に関しても他のキャスト陣よりも頭一つ飛び抜けている印象を強く受けました。
本作は気軽に楽しめる良作ですね。ただ、卓球のシーンはやや動きが不自然なので微妙かと。
