このレビューはネタバレを含みます
メアリーが自分を投影してフランケンシュタインを書き上げたように、
わたしもメアリーに自分を投影してしまった。
メアリーは物語を創造しながらも現実を見据えて生きていて、その狭間で苦しい思いをせざるを得なかっただろう。
それは妊娠や出産など女性ならではの問題ももちろんあって、不安や心配の波が押し寄せる中で作品の中の男たちのなんて頼りないことか。
私も短くない人生においていくつか選択をしてきた。
その事に絶望したこともあった。
だけどそれを選択したのは私だ。
選んだ結果に囚われず、メアリーのように強く生きたいと思った。