marimo

メアリーの総てのmarimoのレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.7
フランケンシュタインの作者の話だったのか。ってぐらい事前知識無しでの鑑賞です。エル・ファニングが出てるから観た。ただそれだけ。

男性陣の醜さを少しづつ重ねてのフランケンシュタインに繋げるまでの巧みさにただただ関心。

時代性とかその点も含めて見応えのある骨太作品。何よりエルたその美しさと儚さと強さを共存させた存在そのものが本作の本質であり、最後の父から夫への繋ぎ方とかは涙腺崩壊必須。

彼女が見てきた世界そのものがフランケンシュタインであり、世に出した後に見える一筋の光を含めて儚げな希望に満ちた作品でした。
marimo

marimo