このレビューはネタバレを含みます
恋愛のめちゃくちゃ幸せなときとめちゃくちゃ苦しいときの大きな振れ幅が描かれていて、その分あのラストで涙ドバーーとなった
彼女の人生に対する深い絶望が無ければ、『フランケンシュタイン』という怪作は産まれなかったと思うととても皮肉。女性がひとりの人間として認めてすらもらえない時代背景や、ろくなロールモデルがない中で新しい思想を掲げて生きることの困難さ、貴族の放蕩と理解しがたい都合だけの恋愛観が描かれていたりと内容濃かった。
「女は俺の言葉を理解できても、自分の考えや主張を言葉にして産み出すことはできないと思っていた」みたいな台詞(うろ覚え)が出てきてコノヤローと思うんだけど、妙に腑に落ちてしまった…今でもそういう観念て残っている気がする
あと自由という言葉をつじつま合わせに使われるのくやしい
衣装と音楽もすっっごくよかった
微妙すぎるポスターのせいで鑑賞を見送ってるひとがいたら勿体無いのでぜひ見てほしい〜エルファニングはいかなる時も可愛すぎてすごい