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メアリーの総てのkyuuuriのネタバレレビュー・内容・結末

メアリーの総て(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

16歳と21歳。
どっちも子供じゃないの。
会えなかったお母さんの影をずっとひきずって、母は強かったけれど、愛には脆かったというメアリーに、私はそうはならないという強い意志みたいなのが見えた。
あの若さで赤ちゃんを失うなんて、体がボロボロになるくらい辛いはず。
夢の中で赤ちゃんをあやしていた彼女に泣けた。
夫なんて、まだヨチヨチ歩きしはじめたぐらいの子供だもの。
お金の使い方が下手くそで、目処も立ってないくせにお金借りて、あーぁ。
パーシーは最後まで、希望とか愛とかキラキラしてたものを追いかけていた。
おばかさんだけれど、21歳ってそんな感じよね。
16歳からみたら大人に見えるけれど、全然大人じゃない。
フランケンシュタインを書いて出版するときのメアリーの強さが素敵だった。
あなたを信じたのも私の意志。
男に依存しない生き方。
彼女自身の声。
壮絶な経験をしたからこそ出来上がった怪物。
あんな怪物が、18歳の女性から出てきたなんて、信じられないのも無理はない。
心から、フランケンシュタインを読んでみたいと思った。
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