マックス・ミンゲラ監督の監督デビュー作品。
17歳の少女が音楽オーディションに挑む物語。
イギリスの島でポーランドからの移民として育った少女が歌手を夢見て…という分かりやすいサクセスもの。
元オペラ歌手で今はホームレス状態の爺さんが師匠兼マネージャーになるわけだが、この関係性の描写が非常に薄い。
ここを厚めにしないと後々の紆余曲折シーンで感動しないんですよねぇ。
淡々とストーリーが進んでいって、アッと言う間にオーディション始まっていく印象。
こんな淡々といくなら、いっそのこと決勝戦に進む流れであんなイレギュラーなのはいらなかったと思う。
エル・ファニングが可愛いだけの作品になってしまったのはもったいない。