あおきちゃん

火花のあおきちゃんのレビュー・感想・評価

火花(2017年製作の映画)
3.4
全てのくすぶる者達に火花を
生きる世界は違えど刺さる言葉をもらった

「火花」という作品に初めて触れました
サクセスストーリーだと思ってた…
売れない芸人がもがき苦しむ話です
菅田将暉、桐谷健太の掛け合いにニヤニヤしたり
スパークスやあほんだらの関係にヤキモキしたり
夢や思いだけでは手に入らない現実にしんどくなったり
金策に追われると必要な余裕がなくなってガチガチに固まっちゃうんですよね
途中から自分と重なってきて辛かった

「ボクサーは無名でも人を殺せる。やってきたことは無駄にならない。手に入れたものは特殊能力だ。」
例えで言ってることは物騒なんですが(笑)
お笑いに限らず、勿論ボクサーに限らず
全ての努力が報いを受けるのだと、もがいた昨日が自分になるのだと、そう感じてジーンときました

映画としては構成がちょっと難解?
あ、飛んだなって思うシーンが何ヵ所かありました
これを機に原作も読んでみようかな