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きみの鳥はうたえるのhitujinopooのネタバレレビュー・内容・結末

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作者に惹かれて。
こちらも、同原作者の「オーバー・フェンス」、「そこのみにて光り輝く」も北海道が舞台だった。
どれも北海道の貧困がベースに流れてる物語な気がする。
どの話も割と暗め重めだが。
今作で出てくる函館の夜の街、独特の悲哀があってなんか好きだった。
遠い昔の自分がとても若かった頃を思い出した。
自分はここまで酷く無かったけど、刹那的な生活がすごくリアルだった。
コンビニから出てきての傘のくだりとか、その後の部屋で楽器を吹くシーン、ナチュラルで印象的だった。
本当に楽しそうで仲良さそうで、羨ましくなった。
序盤は主人公の僕が割と一番クズの印象だったけど、最後一気に佐知子がクズ女!ってなって腹が立った。
あの2人の男同士の友情というか、関係性はとても好きだった。
え、実はいい人じゃん、てなりました。
主人公が"僕"で、名前が無い事にエンドロールまで気づかなかった。
名前誰も呼んでなかったんだ。
題名の意味が最後まで分からなかった。
変わった題名。
気になる。
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