KeitaKuromiya

きみの鳥はうたえるのKeitaKuromiyaのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
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若者たちの世界は不安定、不鮮明。
終わらない日々、いや始まってもいないような、、だが、儚い時間がその夏にはあった。
"僕"が辿り着く場所は、、。

好きな空気感だった。ダメ男をダメ男で表現されずに、伝わって来てしまったというべきか。結末としてスッキリするものではないが(人によるか?)気遣いといったら陳腐だが、見えない想いが鮮やかに伝わった。
演技もいいなぁ…ラストの石橋静河はみんなが揺れ動かされるはず。染谷将太のあの危うさや不明な感情??言葉にしづらいが伝わる。渡辺真起子のタバコ吸いながらの大好きだよはそれだけで刺さった

台詞のないシ-ンがいくつもあるのだがそれがとても良くて。ただ背後からのショットや、早朝の引きだったり…わからない、何でもない感じが映画の空気感作ってるような。

三宅唱監督「playback」も見なくては。
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