すなみ

きみの鳥はうたえるのすなみのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.2
僕はこういう世界とは無縁の人間ですが、なかなか良かったです。
雰囲気がいいすね。

寂れた函館の街。
いつまでもこんな日々が続くと思ってた。

この街に、未来なんてない。
そこかしこに出てくる空き地に立てられた「売地」の看板 …。
年老いていく親。
本屋でのアルバイト。失業保険。スレた恋愛。
先が無いことくらい、わかっていた。
それでも生きる。
この一瞬を。今このときを。
クラブ、カラオケ、ビリヤード…
今が楽しければいい。
刹那、享楽、退廃。
今が楽しければ。
楽しい…か。

早朝・深夜・夕暮れ。
いいカットが多いですね。
間のとり方や、画が良い。
夕暮れのともえ大橋。深夜のともえ大橋。

そう、ともえ大橋。
いいところなんだ。

女優さんが、きれいですね。
すなみ

すなみ