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きみの鳥はうたえるのkeitoesのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.4
この映画に共感できるとクズ認定されるようなレビューをどこかで見たけれど、それでもいいや。
数年前リアルニートだった自分には刺さりまくった。

綺麗事無しに考えると、ニートが一番幸せだと今も自分は思っている!
仕事は仕事で楽しいけれど。

昼夜逆転したり、朝から散歩したり、コンビニで散財したり、バイトなんてクビになっていいって思ったり、クラブで朝まで騒いだり。

もうこういう生活が出来ないんだなって思うと少し寂しくはあるけれど、でも客観的に観られる今の状況を、少しは大人になったのだと自分を褒めてあげたい。

石橋静河の魅力爆発ビックバン。
ひどいことをする女の子って分かっていても、それを含めて男は惹かれる。
強がって、めんどくさいことは嫌い、ただの遊びだってこっちから虚栄を張るのも、あるあるあるある。

カラオケシーンのオリビアを聴きながらがめっちゃ上手いのにクセがすごいと思ったら、ハナレグミのカバーの方だった。

クラブのダンスのシーンもとてもキュートで、演出も印象的。


何を考えているか分からない演技が抜群の柄本佑も染谷将太。でも、めっちゃ分かる。

最後の彼女の表情に確信を持てない自分は、まだまだ志半ばなんだと思い知らされた。

映画内のクレジットとかタイトルの出方がすごく洗練されていてカッコいいのに、ポスターが割と普通っぽいのが残念ポイント。
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