どらどら

きみの鳥はうたえるのどらどらのレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.1
-この夏が、いつまでも続くような気がしていた

今、ここにしかない一瞬
気持ちも感覚もその時だけのもの

それは全部、気がついたら過去のものになって曖昧になる
曖昧なまま進めたら一番いいんだけど、”空気のような男”のままでなんていられない
「きみの鳥はうたえる」のである

“僕”たちは確かに、曖昧な日々の中で、ある実感を掴んだ
でもそれは終わりを意味する瞬間でもある

石橋静河の好演、特にラスト
柄本佑のフラフラ感
染谷将太の不器用さと寂しさ
どらどら

どらどら