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ハウス・ジャック・ビルトのmooのネタバレレビュー・内容・結末

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

建築家に憧れる技師(設計士)のジャックが、殺人を繰り返しながら自分の理想の家を作り上げるために自分なりの芸術を突き詰め、家を建てる話。

ガチガチのシリアルキラーのジャックが死体でハウスをビルドする話と思って見たら、(結果的に死体で家を作るけど)途中まで普通に家を建てようと四苦八苦してたので思ってたのとは少し違った。


最初に殺されるひと、ジョジョのモブで出てきそうなくらい初対面のひとに失礼かましてて、そりゃジャッキでぶん殴られでも仕方ないわと思う。

第二の殺人のジャックの嘘が下手すぎて、いや、怪しすぎるだろこれは騙されるなよ…って騙され方をするけど、お金に困ってたらこうなるかもね。

強迫性障害と潔癖症のため、心配になって何度も確認に行くのに、詰めが甘過ぎて死体を引きずって削って道に血のラインをつけて移動したのには笑ってしまった。恵みの雨だ、じゃないんだよ

見る前にゴールデンカムイの尾形が好きそうとどこかで見たのだけれど、アヒルのシーンと親子を狙撃するシーンは確かに好きそうというか、なんか近いものがあるかも。

ラストの頭の中の声の人が出てきた後と地獄に落ちる前、草刈りをするひとたちを見て涙を流すシーン。楽園だ、自分も普通に生まれてたらこうなりたかった…みたいな心情を感じて、よいシーンだった。

エンディングの被害者の会とジャックの掛け合いみたいな歌で爆笑してしまった。

トリアー監督作品だと1番好みだった。
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