ぴゅー太

ハウス・ジャック・ビルトのぴゅー太のネタバレレビュー・内容・結末

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

※7/3 2回目追加感想有り

1回目
トリアー監督による一発ギャグの連発(ただし全て殺人ネタ)
グロいの期待して観るものじゃないしニンフォ〜のようなエロもない
18禁というのは18歳以下が観てもポカン、となるだけ…だからなんじゃないかな笑 私もポカン(いい意味で)だったもん
上手く言えないけどR18はあくまで基準というか、あってないようなものかなと
18歳以下はこの映画より大切なことに時間を費やして欲しい(いい意味で)152分あれば結構色々できるよー
トリアー好きな18歳以下はトリアーに費やして欲しい大人としてそんなこと言っちゃダメだけどそれが本音笑

さて、安定のトリアー映画でした
というか、この映画の公開前にAmazonで『トリアー監督初期作品』というDVDBOXが出てたんですよ
「え!レアじゃん!ラッキー✌️」と『メディア』含め『ヨーロッパ三部作』をまんまと購入
そして『ハウスジャックビルト』の蓋を開けたら…コレですよ
まるでサブリミナル効果の如く過去作品がパッ、パッ、パッ…と笑
「これのためかあああAmazon‼︎」と叫びたかった笑
随所随所でわかる人にはわかるのだろう、芸術画が映るんだけどあれらと自作を出していくのはまさに自画自賛、自己陶酔
ただ、自作が短めなのはほんの少し「恐れ多い」と思ったのかな
ジャックとトリアーの神経質さが重なります
メランコリアは少し長めだったからお気に入りだったのかなートリアー自身笑 私も大好きな鬱作品なので未観の方は是非笑

一発目のギャグはまさかの駄洒落
「ジャック」が「ジャッキ」で…笑
「布団が吹っ飛んだ」くらいのレベルっすよ
そっからは撮りたい画を撮りたいがために人を殺し、言いたいこと伝えたいために人を殺し…
ぱいおつは財布にするという、結構笑えるギャグ(お気に入りw)

そしてあくまで女ばかりの殺しを見せ、結局男は殺さず…(1人原田龍二混ざってなかった?笑 不倫はほどほどにね…という私の気持ちがそう見せたのかもしれない笑 でも不倫は文化派のあてくし)
まあ、死体で家を造る…というエピローグ前の行動は『ハウスジャックビルト』というタイトルでネタバレしてるよね
そっからは涼宮ハルヒの夏休みエンドレスを思わせるふりだしに戻る
いや、でも時間ないし後は終わるよね?と思ってたら、某芸人の『モノマネ1兆個』の如く繰り出されるギャグの連打
船の上でのスロー画像の無駄な美しさ笑 笑うの堪えんの大変だった
ラストは多分やっぱりエンドレスなんだろうな、と思わせるラスト
次回作『ハウスジャックビルトエピソード2』3、4…と永遠に続いても観に行くよ(もちろん全部内容同じ笑)
ちなみにあっち側に渡ろうとするジャックにヴァージが「何人か挑戦したけどみんな失敗したよ」的なこと言うんだけど、多分それって全部ジャックのことなんじゃないかなーと
だから実は観ていたハウスジャックビルトはすでにエピソード4だったりして…なんて思いました

エンドロールは全部「テッテレー」にしか読めなかった笑
応援上映とエンドロールでパリピになりたい

最高でした
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2回目追記

ストーリーは頭に入っていたので細かい所の確認
基本、面白かった表現を抜粋&自己分析

ネガ…殺人初期、ジャックは自己陶酔の如く「芸術」と称して死体の写真を撮る
その時のネガを眺め、明るさの中に闇があることに気付く
しばらくネガの話は出てこないと思いきや、ラストシーンで地獄の底がネガによって闇が明るさに表現される
私の勝手な解釈、「エンドレス説」をもう少し詳しく言うならば、ジャックは明るい底に堕ち、再び生まれ変わるのでは?と
地獄の底は【技師】を薦めた母親の子宮に繋がっていると思う

ぶどうの腐敗・影理論…2回目でなんとか言わんとしている事はわかったが、説明出来るまでには至っていない

ジャックはいつ死んだ?…「地獄逝き」=死んだ、と、2回目を観る前は思っていた
が、ジャックは死んでいない
幼少期、かくれんぼでわざと見つかるように逃げた時同様、ジャック自ら地獄の案内人を呼び覚ましたのでは?と
そして地獄巡り後ロッククライミングからの子宮堕ち

以上が今のところの見解
既にハウスジャックビルトを摂取したい
円盤はよっ
ぴゅー太

ぴゅー太