にしくん

ハウス・ジャック・ビルトのにしくんのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.0
ラース・フォン・トリアーという人間がどのような人間か改めて認識させられる作品。女性を極限まで痛め付ける演出のトリアーは男性を主人公に据えることでそのさらに上の不快感を植え付ける。しかし一方で癖にならずにはいられないのもまた事実。
そして今作では女性のみならず子供までも傷付け侮辱する。まさにトリアーの人間嫌いが今まで以上に滲み出ている。そして気が付くと女性だけが無惨な殺され方をされ、それをまざまざと見せ付ける徹底した悪意にはもはや頭が下がる。
自分にとってのトリアー映画の傑作を越えることはなかったが、トリアーファンはやはり必見だ。ていうか観るの遅くなってごめんなさい。
エンドロールで唐突のレイ・チャールズはビビった。歌ってるのが本人かは分からないけど。そしてフィルマークス100本目。
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