椎名

ハウス・ジャック・ビルトの椎名のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
2.5
家は芸術だけでは成り立たないので、ジャックに家を作ることはできなかったんだと思った。
それでいて最後に出来たハリボテが、銃弾から彼の身を守る「家」になったのは良かった。

あとは嫌悪感を抱くものに対して、「わからない」(わかりたくもない)と思考を放棄するんだなとも思いながら見ていた。

アニメ・PSYCHO-PASSの槙島を思い出す。彼は免罪体質である以上に、殺人を罪ではなく芸術だと心の底から思っているが故にシステムで裁かれない。倫理観とか情とかそういう曖昧なところで裁けない。とか、疲れた。

追記
倫理観とはその時代によって変わるものだという台詞はロイマスタングだったかな。
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