このレビューはネタバレを含みます
パク・チャヌク監督の復讐三部作の第二作の作品。
鮮やかな映像、鮮やかなストーリー性、鮮やかな視点の転換が素晴らしく秀逸に出来ている。
生涯を圧縮して恨みに命を燃やしたウジンの執念と何にも気づかないオ・デス。怨みを持っている側と持たれている側、現実でもいじめを受けた側は覚えているがした側は覚えていないという風刺にもなっている。
ヴィヴァルディのAllegro non moltoの旋律が復讐劇と合うこと。
最後は銀世界の中、ラスト・ワルツの美しいメロディに乗りながらの幕切れによって美しく完結する圧倒的な拘り。拍手。