ゴン吉

赤毛のアンのゴン吉のレビュー・感想・評価

赤毛のアン(2015年製作の映画)
3.7
モンゴメリ原作の小説を、実孫娘ケイト・M・バトラーが製作総指揮を務めた作品。小説の舞台であるカナダのプリンス・エドワード島で撮影され、美しい四季折々の景色を織り込みながら、ちょっぴり笑いあり涙ありの作品でした。まさに原作で描かれていた風景が登場します。

主役のエラ・バレンタインは、原作同様にカナダ出身で、オーディションによって選ばれ、できるだけ原作を再現しようという製作者側の拘りが読み取れます。
ただ彼女の演技はよく言えば等身大の少女、悪く言えば原作のアンのような輝きは感じられなかったです。
他の俳優さんたちも、個性的なキャラを演じているので、もっとあくの強い演技をしてもらいたかったような気がしました。

伏線と思われるシーンが沢山あって、これからという時に、終わってしまい、肩透かしにあったような作品でした。
続編に期待。

原作が大好きで、期待していた作品なだけに少し残念です。
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