ワン

この世に私の居場所なんてないのワンのレビュー・感想・評価

4.0
看護助手として働くルース(メラニー・リンスキー)は、不運続きで冴えない人生にうんざりしていた。ある日、彼女が暮らす一軒家に空き巣が入り、ノートパソコンや祖母の形見である銀食器が盗まれてしまう。すぐに警察に通報するが、担当した刑事はまともに取り合ってくれなかった。我慢の限界を超えたルースは、近所に住む風変わりな青年トニー(イライジャ・ウッド)に協力してもらい、自ら犯人探しに乗り出す。


「不運なのは私だけ?」と誰しも思うところ。もちろん違うのは分かっている。でも他人には言われたくない。そんな境遇の主人公だから親近感がわいた。

出てくるキャラクターは何かしら不満を抱えていた。冴えないルースと変人トニーのユルいコメディが突然、怒涛の展開に変わるのが面白かった。
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