このレビューはネタバレを含みます
バーバラの苦悩と葛藤と成長の物語。
「怪物はささやく」を想起させるような内容だったけれど、こちらはこちらでよかった。
ただ好みとしては「怪物はささやく」の方が好き。
子供が親を失う悲しみや苦しみと自分なりに向き合っていく映画に弱いのかもしれない。
バーバラは自分でも自覚はしているけれど大分変わった子供で、斜に構えていて人と馴れ合わず空想世界に生きているように描かれているけれど、でもその理由が明かされた時には、1人で戦っていたバーバラの葛藤に胸がギュッとなった。
最後は取り返しのつかなくなる前に素直に自分の苦悩や葛藤、お母さんと向き合えてよかった……と思いました。