舞台は80年代だと思うんだけど、どうして「現代の人魚姫」じゃなくて80年代にしたのかな。
現代から見ると、80年代がお伽噺を滑り込ませられる、ギリギリの年代なんだろうか。
映像が綺麗なのと、人魚のデザイン(深海魚を思わせる長ーい尻尾)が好きだった。
なんとなく「ひなぎく」を思い出したけれど、チェコとポーランドで地理的に近いから文化とか人の顔とか、似通ったものがあるのかな。
この作品も「ひなぎく」も「小さな悪の華」もそうだけれど、「社会の理の外に居る金髪と黒髪の女の子のペア」というのはひとつの様式美なんだろうか。
キャストのMichalina OlszanskaとJakub Gierszał(読み方がわからない…)が美しかった。
タイトルとポスター写真だけみて気になってた映画で、ミュージカルだとは思わなかったから、最初歌い出した時びっくりした。ミュージカルあまり得意じゃないけど、この映画は大丈夫だったな。