お菓子の町おか

赤線地帯のお菓子の町おかのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
3.6
病気で働けないハナエの旦那のクズっぷりが清々しい
口を開けば愚痴ばかり、自分のために働いてくれているハナエに対して労いの言葉も掛けずハナエの分のラーメンを貪る様は何とも醜い
挙げ句の果てには妻の娼婦仲間のより江が逃亡する際には「二度と戻ってくるな、あんな所で働いているのは人間のクズだ!」と当人達の前で熱弁してしまう
こんな独りよがりで子供のような男のために人生を食い潰されている女性の姿はいつの世にも通じる普遍的な光景なのかもしれない
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