火の玉ジョニー

赤線地帯の火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
3.4
久々に若尾あやや劇場!!

にゃすさんのあややレビューに触発されたわけじゃなくYouTubeに上がってたのをまだ見ぬ新東宝の地帯シリーズ?って…

と思ったらどうも違う…

タイトルバックの音楽からして変なホラーみたいww
なんか耳障りなんよ…

赤線吉原で働くオンナたち
しっかりものの守銭奴若尾あややとかいまふうの振りきった不良娘京マチ子さんとか出てれば新東宝じゃねえな!って気づくわ…

このふたり以外にもふつうの結婚を夢見ながら働くオンナや病気の亭主と乳飲み子をかかえて働くオンナやダンナに死なれ息子を育てるために働くオンナや…

そんなカノジョたちの群像劇!

売春防止法発令前夜の一軒の売春宿を描く衝撃の問題作!!

いや…
これは正直…
衝撃的でもなく…
楽しい作品でも胸打つ感動作でもございません

それぞれの事情でそれぞれの意思で働くいま!だけが切り取られるお話し…

ちなみに吉原とかそういうとこに行ったことないかって?…
否!!

そりゃ無いわけないやろ!

使ってる石鹸?の匂いがあまりに強烈なんで帰るときにどうやってごまかそうかって思ったわ…

出来心で一回だけ行ったってわけじゃなく複数回行ってるわけだからまあ売春防止法ってなんやねん?って話だよね

劇中で病気の亭主が口にする「こんなとこで働いてるオンナは…」

それあなたの言うセリフじゃありませんから
不幸顔してないでカノジョたちのたくましさは見習ってほしいとこですよね!!

誰も非難できないカノジョたちの生きざま
誰も手を差しのべることはできないけどね