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赤線地帯のyzのレビュー・感想・評価

赤線地帯(1956年製作の映画)
4.0
人物の配置、運動が巧みである視覚的な点、会話の面白さ、劇伴という聴覚的な点どちらも優れていてしみじみと面白さを味わい、惚れ惚れする。

生きていく上で仕事は必要であり、そこには当然人がいて関わりが生まれる。彼女らがそこで働く理由は、ばらばらである。性は人間と密接に結びついている。この舞台設定や群像劇であることから、より「人間と生活」が強調される。そして法律の存在が、生活と政治は切り離せないことを思い起こさせる。
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