正にシャーリーズ・セロンの映画で、とにかく「カッコいい」の一言に尽きる。
『ジョン・ウィック』兄妹版に感じる趣さえあり。
特にクライマックスのファイト・シーンは見もので、作品自体も畳み掛けるようなクライマックスの連続で素直に面白かった。
クレジットや音楽の使い方も粋で好み。
お目当てのジェームズ・マカヴォイはこちらの期待を上回る演技力で攻めてきて、改めて彼が持つ表現力の幅の広さに感嘆。
相変わらず些細な場面でも目と表情で表現するところが長けているし、独白が巧い。
マカヴォイくんが「坊主頭を触りたい？」の声に「Yes!!!」って思ったし、「玉の大きさを確認する？」の声に「Wow!!!」って思ったのはここだけの内緒（笑）。
ほんとデヴィッド・パーシヴァル役はキュートでクレイジーでセクシーだった！！！
敢えて欲を言えばそろそろ正統派の普通の男性像を観たいところがある、かな。
脇を支える助演陣も好みの俳優ばかりで、特に大好きな『シンプル・シモン』のビル・スカルスガルドが思っていた以上に登場場面が多くて嬉しかったり。
ベルリンが舞台だったので、ティル・シュヴァイガー同様トム・シリングにもこっそり出てもらって（容姿が似ている）マカヴォイくんと共演してほしかったな（笑）。
