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アトミック・ブロンドのKAZUMASAのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
3.6
近年ガーディアンズオブギャクシーを始めとした80年代の楽曲を劇中で使用する作品が増えているが今作もそんな一作である。

1989年11月冷戦末期のベルリンで全世界のスパイの情報が書いてあるリストがKGBに奪われる。
それを強奪するためMI6に所属するローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)はベルリンに向かうのだが…

世紀末感が出てる東ベルリンにNEW Orderを始めとする80年代洋楽、スプレーで書かれた字幕など世界観の構築とシャーリーズ・セロンやジェームス・マカヴォイの演技、アクションは素晴らしいのだがストーリーがとても分かりづらい。

敵味方の説明がほぼないので誰が敵で誰が味方か区別がつかなかったり名前と登場人物が一致しないままアクションシーンに移ってしまうので観客はアクションシーンに集中出来ない状況が続いてしまう。

これだと折角クオリティの高いアクションシーンの魅力も半減だろう。

また最後にどんでん返し?を狙ったであろうシーンがあるのだがそれも予想出来る程度のものなので何とも中途半端になってしまっている。

アクション、世界観が非常に素晴らしいだけにストーリーが中途半端になってしまってるのは第2のジョンウィックになれたかも知れないだけに本当に残念だ。

ストーリーはどうでもよくシャーリーズ・セロンのセクシーさやアクションが観たい人は普通に楽しめると思うので是非劇場へ。
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