ともちろ

最初に父が殺されたのともちろのレビュー・感想・評価

最初に父が殺された(2017年製作の映画)
3.8
タイトルが気になって、
チェックしたら
カンボジアのポル・ポト政権のクメール・ルージュの話で、
アンジェリーナ・ジョリーが監督だというではないかーっ!!

幸せに暮らす7才の女の子の記憶に基づいた映画。
ほとんどセリフがない為、映画を観てる自分も
何が起こった?
敵は誰?
これからどうなるの…
と、何がなんだか分からないまま進む。
当事者の7才の女の子なら、なおさらだろう。
わざと説明が少ないのかな。
とことん女の子目線の映像にしている。
とにかく表情を追う。

残虐シーンはなく、想像させる。
ドキュメンタリータッチで夢中で観た。
あっけない感じになるのも、少女の記憶だから…?

【知るべき歴史】シリーズ仲間入り決定。
是非カンボジアの歴史を予習してから観てみてね。(「キリング・フィールド」より観やすいよ😉)

※1999年にカンボジアを訪れた時、
3000年の歴史に圧倒されるよりも、
遺跡のあちこちにある銃弾の跡を見つけた衝撃の方が大きかった…。

ほんのつい何十年か前にクメール・ルージュのアジトになっていて、誰も足を踏み入れることが出来なかったんです。

私も家族を殺されました。
今、もう地雷は撤去されてカンボジアは安全な国なんだよと、日本に帰ったらお友達に伝えてください。
アンコールワットのガイドのポーキーさんの言葉。
ともちろ

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